ベトナムオフショア開発のメリット・デメリット
このたびGCode編集部によるブログを始めました。
初回は「ベトナムオフショア開発のメリット・デメリット」について考えていきます。
オフショア開発とは
オフショア開発とは、インド、中国、東南アジアなどの人件費の安い海外の国へシステム開発を委託することを指します。
プログラミング言語は世界共通であるために、システム開発においてプログラムの仕様さえ正しく伝われば、どこの国でも開発ができてしまいます。
オフショア開発は日本でも積極的に利用されていますが、日本の開発市場10兆円のうち、オフショア開発比率は約1%と言われており、まだまだシェアが伸びる分野と予想されています。
ベトナムオフショア開発のメリット
ベトナムオフショアはコストと技術のバランスが良い
インドや中国、東南アジアの国々では日本と比べると1/2から1/10と大きな人件費の格差があります。
オフショア開発を考える上でこの安いコストによるメリットが注目されます。
どこの国でもコストメリットが得られるかというと、そうではなくなってきています。
インドでは早くからオフショア開発として利用されてきたことから、ほとんどのプログラマーは英語を話せて技術を持っており、人件費は高騰しています。
中国も同様でコストが高く、利益を出しにくくなってきているようです。
東南アジアは前述の国と比較すると、コストは安くなっていますが、逆に人材が育っていないという問題もあります。
この技術力・コストメリットのバランスが取れている地域がベトナムであり、今オフショア開発でニーズが高まっています。
ベトナムでは優秀で真面目なエンジニアが多い
ベトナムでは、家族を大事に思う文化があります。そのために家族のために真面目に働くという国民性があります。
同じプロジェクトでチームとして結びつきが出てくると、仲間として認められ、進んで協力をしてくれます。
多くのオフショア開発では、開発の品質がよくないまま完成品を提出をしてくることがあります。ベトナムオフショア開発においては、チームとして団結し一緒に働く意識を持ってくれるので、細かいところまで気づき改善提案が出されてくることもあります。
また、ベトナムは若い若い層の人口が多く、競争の激しい中で学業を修めたり、技術の習得に積極的です。
そのためにトップの国立大学卒業生であれば、非常に優秀です。
ベトナムと日本との時差も大きなメリット
日本とベトナムの時差はわずか2時間です。インドとの時差になると3時間半になります。
この違いは大きく、プログラムの修正を依頼するときにはリアルタイムでコミュニケーションができ、緊急の修正でも対応することができます。
これがインドのオフショアであれば、午後にならないと対応をしてくれません。
日本流「ホウレンソウ」が定着している
ベトナムのオフショアには、多くの日本企業が進出していることから、すでに日本企業との働き方にも慣れていることが多いです。
日本の「ホウレンソウ」という言葉が伝わっていて、日本の開発において進捗報告を大事にすることを理解しています。
納期に間に合わせることの重要性や、不具合についても報告があがります。
仕様に間違いがあった場合でも、開発チームが早い段階で間違いを報告することで、リリース後の大きな不具合を防ぐことにもなります。
信頼関係を築き上げることで、大規模なプロジェクトでも上手くまわしていけます。
オフショアのデメリット
要件・仕様が正しく伝わっているか?
要件・仕様を開発チームに伝えるためには言葉の障壁はあるため、優秀なブリッジエンジニアが必要となります。
ブリッジエンジニアの理想としては、エンジニア経験があり、日本で仕事を長年してきたことがあるかなど、見ておく必要があります。
クライアント企業とは基本的にブリッジと窓口なり、日本語のコミュニケーション力・仕様の理解の両方の能力が要求されます。
プロジェクトの成否はブリッジエンジニアに因る部分が大きいので、しっかり見極めましょう。
※GCodeでは代表がブリッジエンジニアを担当しています。
コミュニケーションの問題は?
クライアント企業は直接開発者と会話をすることはなく、ブリッジエンジニアを通して指示が出されるので言語が通じない心配はほとんどありません。
オフショアプログラマが日本語を理解できないことで、例えばUIで日本語が使われていると誤字の状態で実装されることがあります。GCodeでは日本人スタッフも確認を行っておりますので、ご安心ください。
GCodeでは上記のデメリットを抑えたベトナムオフショア開発を承っております。
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